新丸子駅は渋谷から東横線に乗ると多摩川を超えたら直ぐの駅です。
お隣は子育て世代に人気の街「武蔵小杉」で、住みたい街にも選ばれている街ですね。
武蔵小杉の陰に隠れている新丸子ですが、実際の住みやすさはどうなのか、子育てには向いているのでしょうか?
「住みたくない」といった意見もあるようですので、その理由を調べてみました。
新丸子はこんなところ
新丸子駅は多摩川にほど近い、東横線では渋谷から横浜方面に向かって多摩川を超えて直ぐの駅です。
各駅停車の駅ではありますが、渋谷からの所要時間は急行の待ち合わせがなければ17分、あっても20分ほどですので不便さはありません。
また、横浜駅からも急行を使って途中で乗り換えれば20分、各駅電車に乗っても25分ほどで、渋谷と横浜の真ん中位に位置していています。
新丸子駅前にはコンビニ・飲食店・クリニックなど一通りのものはあり、生活に必要なものは全て揃っています。
また、お隣は「武蔵小杉駅」で大型商業施設や区民センターもあり、JR南武線とJR横須賀線が通っているのですが、新丸子駅から武蔵小杉駅までは徒歩10分です。
多摩川までは10分も歩けば到着し、グランドや広場、河川敷など体を動かしたり自然に触れることもできます。
以上は駅周辺の説明です。実際に「新丸子」と地名が付いている場所は、新丸子駅周辺から武蔵小杉駅周辺です。
新丸子に住みたくない⁈
新丸子に住みたくないといった意見もあるようですので、その理由を考えてみました。
不動産関係のサイトでは「東横線の住みたい街ランキング」が発表されてますが、残念ながら過去にその中に「新丸子」が入っていたことを見たことはありません。
現在のランキングにも入っていませんので、実際にも人気の高い街とは言えないようです。
ある不動産サイトの東横線住みたい街ランキングでは、他の2駅と並んで同率13位となっていました。
理由は浸水被害?
先にも書きましたように、生活に必要なものは全て揃っています。
ではなぜ住みたい街の上位に入れないのでしょうか。
一つは、令和元年にあった武蔵小杉一帯の台風による浸水を懸念しているのではないかと思われます。
実際は武蔵小杉駅は標高は8メートル、新丸子駅も同じく標高8メートルなのですが、武蔵小杉駅周辺は浸水し、新丸子駅周辺は浸水していません。
同じような地形(海抜)に見えても、身体では感じないほどの緩やかな坂道だったりして、新丸子駅の方が多摩川に近かったのに浸水しませんでした。
※実際は多摩川が単純に堤防を越えて溢れたのではなく、雨水や生活排水が配水管を通じて逆流したことが原因です。
駅で言うと、武蔵小杉駅は浸水し新丸子駅は浸水しなかったのですが、実は武蔵小杉駅周辺の地名は「新丸子東」です。
住所から考えますと、「新丸子」は浸水した地域となるわけです。
理由は武蔵小杉駅との差が大きいから?
もう一つの理由として、武蔵小杉駅とのギャップがあります。
新丸子駅は武蔵小杉駅まで歩いて10分です。なのに、武蔵小杉との差が激しすぎるのです。
「武蔵小杉に住んでいる」と「新丸子に住んでいる」では大きな差が生まれてしまいます。
武蔵小杉なら
- 急行が停まる
- JRにも乗れる
- 「成田エクスプレス」が停まる
- バスで「羽田空港」「ディズニー」へ行ける
- 各方面へバスがたくさん出ている
- 大型商業施設・スーパーがある
これらと比べると、たった一駅でこの違いは「住みたくない」という感情になるのかもしれません。
新丸子のメリットは?
では、新丸子のメリットは何なのでしょうか。
武蔵小杉に徒歩10分で行けるのです。武蔵小杉駅でできることは、徒歩10分・自転車5分で叶います。
また、各駅停車しか停まらないので、駅前の人混みはそれほどではありません。
お店などはひと通りあって困らないのに、駅前はさほど混雑しないという事が大きなメリットと言えます。
また、多摩川河川敷や等々力緑地など自然が豊かな場所でもありますので、子供の遊び場にも困りません。
まとめ
新丸子に住みたくないと思う理由は、令和元年の浸水がまた将来起こるかもしれないという不安や、お隣の駅の住みたい街ランキング常連の武蔵小杉駅とのギャップと考えられます。
住む場所は個人の好みによるところは大きいですが、駅前は充実していて混雑もそれほどではないが、少し行けば大型商業施設や大型スーパーがあり、羽田空港・成田空港・ディズニーと多くの人が羨むほどアクセスが良いです。
武蔵小杉の陰に入ってしまいがちですが、子育てや生活はしやすい街なのではないでしょうか。