東京23区でただ一つの渓谷「等々力渓谷」は、世田谷区の人の癒しスポットと言っても過言ではありません。
緑に覆われたその場所は、東京の大きな幹線道路である環状八号線が真上を通っていることを忘れさせ、川のせせらぎと葉のこすれる音が心地よく耳に入ってきます。
春夏秋冬いつでも自然を満喫できる等々力渓谷、夏は涼しさを求めて訪れる人も多いのですが、酷暑の中本当に涼しいのか疑問に思いませんか?
また、等々力渓谷にある等々力不動尊は犬連れ可能なお寺でもあり、愛犬を連れて行こうとお考えの方もいらっしゃると思います。
等々力渓谷を犬連れで散歩する際の注意点もお伝えします。
等々力渓谷について
等々力渓谷は東京23区内たった一つの渓谷で、世田谷区民だけでなく近隣の方も自然に触れたいと訪れるお出かけスポットです。
渓谷の端から端までは約700mで徒歩10分ほどの距離です。
東急電鉄大井町線「等々力」駅の駅前にある成城石井の裏手の階段から渓谷へ降りることができ、そのまま進んで行くと「等々力不動尊」へ到着します。
道は狭く川には柵がない場所もあります。
ですので、すれ違う時は待って道を譲り合わなければいけない箇所もあり、距離の割には少し時間がかかるイメージです。
途中、東京の幹線道路である環状八号線の下をくぐるのですが、東京らしさを感じるのはそこだけで、あとは森林浴ができる気持ちのいい場所です。
休憩するところは少しありますが、お弁当を広げて食べるような場所ではなく、そのような人もいません。
等々力不動尊へあがっていく階段のところにカフェがあり、そこで休憩することはできますし、等々力不動尊の境内でもベンチや売店があるので休憩することができます。
■住所:東京都世田谷区39
■アクセス:東急電鉄大井町線「等々力」駅すぐ
■駐車場:等々力不動尊にあり
等々力渓谷は本当に涼しい?
等々力渓谷へ下りる階段の手前に温度計があり、渓谷の上と下の2か所の温度が表示されていおり、渓谷の上と下の気温差は約3℃となっています。
酷暑の夏、東京の気温は35℃だとすると、渓谷は32℃ということです。
また、空気の抜けが良くないのか湿度が高めで、梅雨時期や雨上がりはかなりジットリしています。
何年にもわたり何度も訪れていますが、体感として6月中旬~9月下旬ごろまでは涼しくありません。
結論、等々力渓谷の真夏は涼しくはないです。
真夏に涼を求めて等々力渓谷へお出かけをお考えの方は、熱中症対策が必要となります。
初夏や秋口でしたら、渓谷に下りた時に爽やかな心地よさを感じることができますよ。
等々力渓谷・犬連れ散歩の注意点
等々力渓谷は誰でも入れますし、もちろんワンちゃんも森林浴をしに行くことができますが、公園に行くのとは違いますので少し注意が必要です。
湿度が高めなので足元が悪いことが多いです。
前日に雨が降っていたりすると、地上の地面はとっくに乾いているのに、渓谷へ降りるとジットリ塗れていたり、まだ水たまりが残っていることもよくあることです。
そして、道が狭いので、すれ違う時に譲り合わなければいけない箇所があり、ワンちゃんを連れていらっしゃる方は抱っこしなければならない場合もあるでしょう。
また、川に柵がない所がありますので、小さなお子さんや犬連れの方は注意して歩かなければいけない箇所もあります。
という事で以下のことが考えられます。
- ワンちゃんの足が汚れる
- すれ違う時に抱っこすると洋服が汚れる
- 川に落っこちないように気を遣う
決して犬連れ散歩ができないという事ではありません。
いつもの公園、というわけにはいかない場合もあるという事です。
まとめ
等々力渓谷は本当に涼しいのか、犬連れ散歩する時の注意点について解説しました。
真夏は気温差こそありますが、気温差が3度ですので涼しいというわけではありません。
ですが、緑や水の音に涼を感じることはできますし、季節のいいときは森林浴が気持ちいい場所です。
秋になると紅葉も素敵になりますので、東京23区たった一つの渓谷にお出かけしてみてくださいね。